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2006年10月28日
フェルマーの最終定理 ー ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで
というわけで、暗号解読に続いてこちらも読んでしまいました。
結論から云うと、こんな時間まで読んでたということからも察せられる通り、 こちらもすばらしい本でした。
暗号解読と同様に、 フェルマーの最終定理に取り組む数学者たちと、 その背後に広がるドラマをうまく扱っているんですが、 暗号解読よりも圧倒的にテンポがよい。 まあ、その昔のほんの一時期、 自分が数学者に憧れていた時代があったことや、 ワイルズのように、そのシンプルな形に魅せられたことがある、 ということによってそのように感じたのかもしれません。 しかし、暗号が秘密のベールに覆われている世界なのに対し、 数学というオープンな世界であること、 および、全編を通して「フェルマーの最終定理」というゴールがある、 という点がテンポを軽快なものにしているのではないでしょうか。
もちろん、ワイルズの証明は現代数学の粋を尽くしたものなので、 私のような一般人とても分かるものではないでしょう。 なので、核心に近づけば近づくほど、数学的な話は少なくなっていきます。 その点で、 少しでも数学をかじったことがある人には物足りない感じがするかもしれません。 しかし逆の観点から云えば、 これだけ数学の核心をさわらずして、 存分にフェルマーの最終定理のおもしろさを伝え、 ひとつの物語として完成させてしまうところは、 さすがサイモン・シンだと云うべきでしょう。
なんだか、久しぶりに『純粋数学やっぱりいいなー』なんて思ってしまいました。
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Comments
夏に日本に帰ったときに文庫うってたので思わずかって、そのまま読み切ったのを忘れていた。。。書評書こうと思ってたんだよな。
サイモン・シンすごいね。まだ、big bang theory読んでないや。かったんだけど。。。(よみだすとアブナイ)

